起業

天下を取るには、立派な城を立てねばならない

本丸を立てる前には

郭を幾重にも作らねばならない

名と金がいる

ラースの果て

　　　　　 _はたら
　老舗で労働いた彼女。

　どうして君が此処へ
　　　　　　_ひかり
　「自分の欲望に、搾取されてるの

　今までの仕事は、ずっと距離だけを

　ひたすら駆け抜けてきた」

　どうして、此処なのか

　「これからも、

　夢中で駆け抜けたいの

　私にとっての彼は、化身なの」
_はたら
　君は十分仕事いた　

　「今度はね、その思いの丈を大きくして

　積の値を大きくしたいの」

　老舗も堕ちたものだ　と人は云う

　「ただ夢中で駆け抜けたいの

　Rath's Edgeへ
　　 　　_し
　でも私、きっと識っているわ
　_さ　き　　　
　その未来は、堕落だって」

　往くな、とは言えない

　「あなたならきっと引き留めるかと思って」

　代替の私の存在

　「いいの。あなたがいなくても

　もう倍々し始めてる

　じゃあ、往くね」

 

Ascendant Evincar

　人間という高度な思念体が崩壊する瞬間を視た
　
　「そんな人間なぞ存在せぬ」
　或る人は云う
　一人の人間が一生に出会える人間の数は高が知れている
　「貴方はどれくらいの人間を収集できるか」
　
　「少なくともの其の数を圧倒的に上回りはしない」

　「未来には、反証可能性はあるじゃないか」
　
　「私は、人間を廃した罪を背負おう。」