午前中はたまたまオフになったので新宿までせかせかと半ば漫ろ歩きで買い物に行く。スペースを最初に立ち寄りたかったけれども東口は新宿通りを伊勢丹までしか行ったことがないく、時間と土地勘がなかったので諦める。お目当ての無印で詰め替えボトルと化粧水を買い、ラグを品定めしてからカタログを拝借するのは午前11時。それから三越アルコットのジュンク堂で論文に使えそうな文献を物色する。やはり西友から独り歩きした無印の本が気になる。「ビームス戦略」、「伊勢丹な人々」を書いている川島蓉子氏の本は手にとってしまう。前者は既に手に入れている。
pです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ここのところ無印良品に気違いを起こしているようで二日連続で新宿渋谷へと繁々と足を運ぶ。あのシンプルないし無機質なデザインが妙に間に合う様に感じられる。継ぎ接ぎとまで言える仮寓の部屋には不相応なものだが、眺めているだけで何かを取得できそうな感覚は、高級ファッションブランドや芸術を見ているような場合と差異はないと思える。
働きすぎで余暇が無い状況に「慣れてしまえる自信がある」として飛び込んだ中で、分散した時間をかき集めては、昼下がりに毎日部屋の模様換えのことを考えている。
最近は移動中にポータブルデバイスで動画を見ることを放棄し、本の虫にでもなっているのだろうか。目指すは生き字引とは言わないまでも参考文献として価値ある情報を掻き集めている。今読んでいる本は現在で言うところのLVMH(ルイヴィトン・モエヘネシー)の体制を創り上げたベルナール・アルノーの特別インタビューの本である。ファッション産業牽引筆頭国のフランスにおける内情が氏の視点から編集なしのプレーンな書風で書かれていて、大変読みやすい。やはり論文の参考にするために、アパレル業界やブランド産業、リテイリングから百貨店業界までを網羅する必要がある。今は時間がないのにもかかわらず、本を集めることに集中している。
最近は宇宙と物質について理解を進めているけれども、正反対の論理学概論にも同時に興趣を添えている。後者が、大変面白い。この二次の相異なった概念の、論理学における帰納の自然科学利用依存ないし搾取と、その傍らで反証性を人質に取ることができる性質が、非常に面白い。
今私の中には濃い時間が流れている。時間が無い。相対論が滲む。
私は今、果たして年を取っているのだろうか。私の質量とエネルギーは今、どうなっているのという不思議。
そんな「今」という概念が不明瞭な今日は、部屋のレイアウトのことを考えて、かっくらって寝てしまおう。
再拝
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