渦巻き

　オフィスで、宇多田ヒカルの「SAKURAドロップス」が流れていた。「恋をして、全て捧げ」このフレーズが聴こえた瞬間、突入しました、ハイの時間。このときはもう内面的な何かがぐちゃぐちゃに混る。

　pです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

　東北で地震があり、沖縄で地震があり、次は東京でしょうか。そんな中でありますので、防災グッズがよく売れているようです。
　ちょっと変わったラジオがあります。アンテナを傘にするというものです。傘を開いた内側に、アルミ箔を張って反射面の焦点に装置をおいて電波を拾うというものであります。パラボナアンテナは直線で侵入してくる波を一点に集中させる特性を活かしたものですが、傘の曲面もそうなっているようです。

　東京ではちょっとしたスコールがありました。雨音で目が覚めたのは久しぶりなことであって、カーテンを開けてみると軒の排水パイプから放出される大量の水が、その真下にあるテレビアンテナを直撃していました。しかもアンテナの焦点となる突起の部分へと延々と集中放水していました。問題なくテレビは映りましたが、どうしてこうも排水に触れる場所にアンテナを設けたのか甚だ疑問に思いました。
　水道の蛇口からすこしだけ水を流し、磁石を添えると水の流れが屈折します。

　排水パイプから滝の如く流れ落つる雨水は、引き付けられるかの如くきりもみを纏い「暗いとところ」に流れ消えていきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再拝